2012-07-01

カナダと白夜

日、7月1日はCanada Day(カナダデー)。日本で言うところの建国記念日です。たまに独立記念日だよね、という方もいますが、そもそもカナダはアメリカの様にイギリスから独立したわけではありません。1867年のイギリス議会において、北米大陸にあった3つの植民地を併せて連邦制をとる1つの自治領(カナダ)とすることを制定した法律、BNA法(British North America Acts)によって、英連邦の一員として政府が成立しました。

こむずかしい話はこれくらいにして、ようはお祭り騒ぎなわけですよ、街中。多くのイベントなどがあちこちで開催されています。夜22:30にはカナダプレイスの入り江で花火も上がります。なぜそんな遅くに?と思うかもしれませんが、単純に日が沈むのが遅いからです。

一日中太陽が沈まないのを白夜というのは聞いたことあると思いますが、なぜ起こるか簡単に言うと、地球の自転軸が公転面に対して傾いて(23.4°)いるため、です。図にするとこんな感じ。

地球は自転軸を中心にして1日1回転します。太陽はこの図のずっと右にあって、太陽の光は公転面に垂直な面より右側(昼側)にあたります。なので斜線を引いた部分(北半球:北緯66.6°より北、南半球:南緯66.6°より南)には一日中太陽の光が当たっていて明るい(白夜)ということになります。

もっと簡単にいうと、暗い部屋で、

1.玉を串に刺します。
2.電球の光を当てます。
3.串のさきっちょを少し電球に傾けて、串を1回転する

玉=地球、串=自転軸、電球の光=太陽の光、電球=太陽、串を1回転=地球の1日、として、1回転する間にずっと光が当たっている部分がある→日が沈まない→白夜
です。

バンクーバーはこの位置よりももうちょっと緯度が低い(北緯49°)ので白夜とまではいきませんが、夏場は日の沈むのが遅くなります。

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