私はカナダに来るとき、実家との連絡用にスカイプを入れました。両親ともにPCはほとんど扱えないので、基本的な使い方を書いておいて来ました。それでしばらくはうまくやり取り出来ていたのですが、あるとき突然使えなくなってしまいました。PCが壊れたのか、ネット接続が不調なのか、とにかく何がよくないかなど説明させようにも、全く分からないレベルなので手出しもできません。ですので、やはりいざというときはコーリングカードを使うことになります。
コーリングカードとは通話料前払いのプリペイドカードのようなもので、長距離専用(Long Distance Calling Card)のもの、国際電話(International Calling Card)がかけられるものなど色々ありますが。ここでは”コーリングカード”="International Calling Card"として書いています。大まかな使い方は、以下の通りです。
1.カード指定の番号へかける
2.言語選択
3.PIN(ピン)ナンバー入力
4.相手先番号入力
かけた国・受け取った相手の回線(家電/携帯電話)に応じてレートが決められており、話した時間とレートによって、購入したカードの残高から引かれていきます。
さて、コンビニ屋で販売していて、バンクーバーから日本にかける場合にオススメしているコーリングカード、"Coastal"を例に詳しく使用例をご紹介します。
Coastalはトーテムポールの絵柄が入っているので、トーテムポールのカード下さいなどと言われることもしばしば。コンビニ屋では5ドル、10ドル、20ドルの3種類を扱っています。
まず、「1.カード指定の番号へかける」について。
指定の番号は複数用意されています。一つはバンクーバーエリアの番号(604/778で始まる)、もう一方は1-888で始まるトールフリー(日本で言うところのフリーダイヤル)の番号。
前者の場合は、指定の番号へかけた通話料が必要となってきます。後者の場合は通話料フリーですが、そのかわりカードから引かれる通話レートが割高となります。
Coastalの日本への通話レートは下記の通りで、
■5ドルのCoastalの場合
・日本の固定電話宛 ¢2.4 208分 トールフリーの場合+¢3.5
・日本の携帯電話宛 ¢12.9 38分 トールフリーの場合+¢24
携帯電話宛は急激にレートが悪くなり、トールフリーはさらにレートが悪くなります。
「2.言語選択」
指定の番号につながるとアナウンスの言語を選ぶよう言われます。
「For English, press one」「日本語での説明は、5番を押してください」「中国語」・・・と続いていきますが、最初にFor English~と言った時点で5を押しても大丈夫です(日本語アナウンスにしたい場合)。
「3.PINナンバー入力」
「PINナンバーを押してください」とアナウンスされます。カードの裏面を削ると9桁の番号が現れますので、ここで入力します。正しく入力すると、「あなたのカードには、○ドル×セント残っています。」とカードの残高がアナウンスされます。
「4.相手先番号入力」
「話したい相手の、電話番号を押してください。」というアナウンスが流れたら、電話番号を入力します。日本にかける場合は最初に必ず"011-81"を付けます。そして、続けて相手先の電話番号を押しますが、最初の"0"(ゼロ)は入力しません。例えば、03-1234-5678にかけたい場合、011-81-3-1234-5678と入力します。
正しく入力が終わると、「あなたのカードには、○×分が残っています。」のアナウンスのあと、待っていれば電話がかかります。
コーリングカードで注意しなければならないのは、カードによってはConnection Fee(接続料金)なるものが別途必要になるものがあることです。これはカードを使用するたびにカード残高から差し引かれます。ちなみにCoastalはConnection Feeがかかりません。
また、ほとんどのカードにはMaintenance Fee(メンテナンス料金)なるものが存在します。カードにより様々ですが、初めて使用してから週・月単位でカード残高より差し引かれます。Coastalの場合は、使用を始めてから4ヶ月以降毎月9セント差し引かれます。ですので、残高が残り少なくなってしばらく使用しなかった場合は残高がなくなっている可能性がありますので、注意してください。
注:記載したレート等は記事執筆時点のものであり、変更になる可能性があります。
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